市民球場再生計画

5月24日
湯崎知事、広島を国際平和拠点に−。

広島県の湯崎英彦知事が定例記者会見で、核兵器廃絶などに向けて、県の役割を定める「国際平和拠点ひろしま構想」の「策定委員会」(湯埼知事以下9人)発足を発表した。

秋葉前市長が年明け「4選出馬」の取り消しを表明した前後から、湯埼知事が平和構築について広島の役割を語る機会が増えていたが、12年にも及んだ秋葉色の平和行政に終わりを告げた広島市との新たな、そして有意義で行動力のある新たな協力関係作りも期待できる。

構想では核兵器廃絶や復興支援など「国際平和」を実現するための被爆地ヒロシマ、未来に向けて前進する広島の果たすべき役割を探り策定する。

「策定委員会」座長には元国連事務次長の明石康氏(80)が就任した。明石氏は、1999年、広島市立大学付属広島平和研究所所長に就任したがほどなく退任して4月には東京都知事選に出馬した。(石原慎太郎氏に大差で敗れた)1999年2月の選挙で広島市長になった秋葉氏とどんなやりとりがあったかについてはほとんど報道されていない。

なお、策定委員会は10月までに、核兵器廃絶の具体的プロセスや、紛争・貧困の解決、新たな安全保障の構築に向けた提言を取りまとめる。11月には湯崎知事が米国ニューヨーク国連本部に出向きアピールも行う予定。

明石氏のほかにも、元米弘法長官のウィリアム・ペリー氏(83)、元外務大臣の川口順子氏(70)や国内外の大学教授らが名を連ねる。

広島ならではの「平和推進」「平和構築」とは、こうした多くの専門分野からの関係者を招いての全市民、全県民的な動きを言うのだろう。首長がひとり、先頭に立って12年間も積み重ねた秋葉流とは対極にある形になった。

折り鶴展示施設だの、核廃絶と競技スポーツ最高峰のオリンピックを混ぜくり返しただけの検討委員会だの、数集最優先の平和市長会議だの、そういった類のものは単なる見てくれ重視の「趣味の範疇」に過ぎないが、今回は「目的」が明確に示されており、そう遠くない時期に目に見える形での国際貢献、国内での活動が期待できる。

被爆者の声、広島の祈り、広島に蓄積された平和推進のノウハウをどう行動に活かすのか?長らく広島が抱えてきた課題の克服に向け、その軸となる組織ができれば、湯崎知事と松井市長のコラボレーションにも期待が膨らむ。

そうなれば球場解体の是非や跡地活用策が問題になっている「あの空間」の活かし方もぜんぜん違ってくる。

そう、サンフレッチェ広島のホームスタジアムも兼ねるスポーツ&イベント&野外ステージ複合施設+国際平和拠点都市ひろしまのヘッドクォーターとして、基町エリアが国連のアジア支部になる、はず…だ。

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