市民球場再生計画

6月22日
球場解体決定から1年で…。

当チャンネル、レギュラー、岡山の桃太郎さんより、球場跡地問題で、レポートが届きました。ありがとうございました。


6月22日は、1年前に広島市議会が旧広島市民球場の解体を前提とした「球場廃止条例の修正案」を賛成多数で可決した日です。

ずいぶん昔のような気がしますが、あれから1年・・・。

あれほど賑わいのあった旧市民球場付近は、人の流れから取り残されたように経済活動の蔭りが顕著になってきています。それもそのはず長年この界隈の賑わいを牽引してきた立役者である旧市民球場は、昨年11月頃から解体工事がすすみ、今ではバックネットスタンドから内野席にかけて無残に取り壊された痛々しく惨めな姿を晒しています。

「殺すなら一思いにバッサリと殺してくれ!51年間夢と感動を与え続けた私になぜこのような仕打ちをするのか?」と、もし旧市民球場が人間ならば涙を流しながら叫ぶに違いありません。

この1年の間に様々な出来事がありましたが、一番大きな出来事は、広島市長が替わったことでしょう。球場解体の張本人である前市長は、市長選不出馬というまさかの敵前逃亡により、旧市民球場の問題は23年4月に初当選した松井一実氏に引き継がれることになりました。

あきらめず熱意を持って戦った市民団体の皆さんと旧市民球場の怨念が、前市長を広島市から放逐するという正に正義は勝つという結果になりました。

新市長のもとで旧市民球場の問題は、今後どういった展開になっていくのでしょうか。


この問題については、いろんな人のいろんな思いが交錯しているので一度整理する必要があります。この旧市民球場問題を大まかに分けると、以上2つの考え方に分類されると思います。

@ 旧市民球場に歴史的建造物として価値を見出し保存すべきと考える人。

A 野球場にこだわらず、球場跡地を経済活動の拠点として新しい施設を建設して活用しようと考える人。

以上の2パターンです。

@の方は、もうプロ野球の試合は望めない建造物として、歴史的価値だけで集客できるか?リニューアルするにしても観光客を集客するためにはどうすれば良いか・・・で頭を悩ませています。

Aの方は、年間を通して集客できる施設は何か?サッカー場、運動公園、劇場、ショッピングセンター、その他・・・いろいろな意見が出るが決定打がないので苦労している状況である。

つまるところ@もAも、方法論は違えど、広島市を愛している方たちが「賑わいのある町をつくりたい」と旧市民球場跡地に熱い思いを馳せているわけです。

そこに個人の名誉欲や利権などを持ち込んではいけないのです。

初当選した松井市長は、前市長のような強引な手法ではなく市民との対話の中から解決策を探るというスタンスで、5月20日にはこの市民団体と話し合いを行いました。この様子は、YouTubeでご覧になれます。

http://www.youtube.com/watch?v=KYIhF78lWEA

この市民団体との話し合いの中で、松井市長は「議会で議決されたこと(球場廃止条例)は尊重しなければならない。しかし、皆さんの声も聞くことも大切に思っている」と話されている。

前市長の傲慢な対応とは違い、今後は市民の声が反映する市政が行われると期待が膨らみます。

松井新市長にお願いしたいことは、旧市民球場跡地は広島市の中心地であること。そして旧広島市民球場は、単なる野球場でなく市民の思いが詰まった「奇跡の器」であること。そういった思いは市民以外の者にも沢山いること・・・。これを忘れないでいただきたいのです。

確かに、市長は交代しても昨年6月22日の「球場廃止条例」を決議した市議会議員は替わっていないため、前回の議決は重く尊重しなければならないという解釈は良く分かります。ただし前市長が言った「旧市民球場解体の問題は市にとって些細な問題」でもないと思うのです。

5月22日に、多忙の中市民団体の声をいち早く聞いて下さったのは素晴らしい政治姿勢の表れだと敬服いたします。

ただ、本当に市民の声を広く聞くならば「住民投票」を行うのが一番確かな方法だと思います。

広島市民の宝である旧市民球場を解体するのかしないのか?だけでも全市民に尋ねてみてはどうでしょうか?その上で、旧市民球場跡地をどう活用するのかを、オープンな形でコンペを行い市民からの斬新なアイディアを募集したほうが長い目で見て広島市のためになると思うのです。

時間とお金がかかるのは承知していますが、これも「民主主義のコスト」と割り切り、今後10年20年と賑わいのある素晴らしい広島市を作る努力をお願いした。

新市長の手腕を大いに期待したいと思います。(岡山の桃太郎)

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