市民球場再生計画

11月7日
球場跡地論議でまっとうな声上がる−。

中国新聞、2011年11月7日の社説。「旧市民球場の跡地」「まち歩きへ誘う拠点に」の見出しで、「解説」が加えられている。これまで、バイアスのかかった記事、解説が目についたが今回は違う。極めてニュートラル。要旨は以下の通りだ。( )内は当チャンネルコメント。

・跡地を巡る論議がリセットされた。(その通りだ)

・世界遺産、原爆ドームのすぐそば。(その世界的にも稀有な空間の重要性がよく理解された社説だ)

・再生の行方が定まらないまま取り壊しが進む。(この事実を再認識させる良い文章だ)

・跡地活用を協議する委員会の顔ぶれは多彩、跡地への市民の思いは強く活用策を絞る道のりは険しい。(その通り!検討委員会がオールマイティーではないことを暗に示している)

・前市長の時代、2009年1月にまとめた計画は市民からの声をどう反映したかいまひとつ不明瞭だった。(異議なし!)

・広島都市圏は郊外への人とモノの分散化進む。(おっしゃる通り)

・これに対して中心部の魅力は「そぞろ歩き」ではないか?(いいこと言います!)

・本通り、八丁堀、ほか周辺地域との回遊性を…(これも新球場ヤード跡地移転建設以降、ずーっと関係者や当チャンネルが言ってきました)

・徒歩で巡り、電車で行き来してこそ!(ついでに自転車移動も加えよう)

・川の街だから水上交通で宇品や瀬戸内海へも…。(広島らしさ、広島スタイルを前面に押し出すのだからここが大事)

・市内の他の未利用地(広大本部跡地、西飛行場跡地…)との機能分担。(そのためにも現在、ある委員会だけでは難しいと思われる…)

・結論としては、国際平和文化都市、中国地方の中枢都市をいかにデザインするか。(それを当チャンネルでは「広島ブランド」と呼ぶことにします)

以上、今回の社説では「球場解体」に絡んで論議された「菓子博」にはいっさい触れず、跡地(になってしまった、本当は球場も活用される方策を探るべきだった)問題を広い視野でとらえている。(人の流れがガタ減りで悲痛な声をあげる地元対策のための、短期的な諸策も並行して深めていかないといけない)

実は、まもなく発売される当チャンネルプロデュース「CARP2011−2012永久保存版」の中でもまったく同じ論点で「球場ラヴァーズ番外編」「あなたが広島を訪れてみたくなる理由」のタイトルの下、特集記事が組まれている。

田辺一球と広島ビッグアーチ場内DJから市議会議員に転身した石橋竜史氏の対談で、その内容は「中国新聞社説そのままの視点」で展開されている。

市民目線の「永久保存版」と従来、秋葉前市長に迎合する記事の目立った中国新聞の目線が重なった事実は大きい。戦後の広島の復興を見守ってきたあの空間は人類のかけがえのない財産である。今ではほとんど聞かれなくなった広島商工会議所移転問題など、一部の「ステークホルダー」によってのみ論議されるような秋葉前市長時代の愚行は許されない。

そして秋葉前市長の残した「世界に誇る」の名ゼリフは、まさにこの地にふさわしい。「奇跡の器」をこの手で解体したからには、「広島ブランド」を代表するランドスケープをもう一度、我々の手で創造するしかない。そう、廃墟の街で「ナイター施設完備の新球場」に夢を託した、当時の「広島魂」に負けないように…。

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