市民球場再生計画

6月19日
★公開質問状をみなさんに紹介させていただきます。

以下の質問状は(旧)広島市民球場フォーラムさんが秋葉市長と担当部署の市都市活性化局あてに「旧広島市民球場についての広島市への公開質問状」として先頃、提出されたものです。(回答期限は21日)「球場跡地問題」の何たるか、が凝縮されていますので、ぜひご覧ください。


旧広島市民球場について広島市が公表したイメージパースについて、わたしたち(旧)広島市民球場フォーラムとしまして、非常に疑問がある点が多数あります。一番の問題点は、民間活力を用いるはずだった球場跡地事業が、実際には公共事業と化していることです。広場で行なうというイベントに関しても、広場を特区化して民間資金での単独運営を可能にしなければ市税投入が必須な状況です。その他にも、わたしたち市民が昔から疑問に思い続けて未だに解消されていない事柄がたくさんあります。
旧広島市民球場の解体前に、なんとかこれらの疑問を解消したい、そして同じように疑問をもたれている方と答えを共有したいと思いまして、広島市の方へ公開質問状という形で文書を送らせていただきました。
これらの質問はインターネットで公開いたします。さらにお答えいただければその内容もすべてインターネットで公開いたします。

期限について

市議会の建設委員会が18日にあります。
よって、この日の午前10時までにお答えいただきたい。
回答は、こちらの聞き漏れもあるかもしれませんので、文書によってのみお願いいたします。こちらの事務局にご連絡いただければ、ただちに回答を受け取りに参りますのでよろしくお願いします。

市のイメージパースへの疑問は以下の6点です。

● 跡地の事業費・公園維持費に関する点。
● 商工会議所の移転に関する点。
● 球場の一部保存に関する点。
● PL移転が前提の写真が使われているなど、
イメージパースに関する点
● イベントやにぎわい特区に関する点。
● 市民合意に関する点

では、それぞれの項目について質問をあげて参ります。

まず球場跡地事業の流れをおさらいします。

1・そもそも民間活力を用いて150万人集客する予定だった
2・しかし、民間案はほとんどが市の財政頼りだった
3・仕方なしに広島市が公園や森部分の整備・管理費を持つことになった
4・その結果、球場跡地事業は広島市主体の事業に変わった(公共事業)
5・折り鶴ホールは市民の反対でメインコンテンツにならなかった
6・森のパビリオンもメインコンテンツにならなかった
7・なぜか商工会議所移転の話が持ち上がった
8・さらになぜか商工会議所の意見が全面的に通った
9・メインコンテンツが広場になった
10・150万人をどう集客するか困った
11・なぜか広場でイベントをやって集めるという話が出てきた
12・しかし、市公園条例があって、民間主体のイベントは公園広場では不可
13・市が作った賑わいづくり研究会が、イベント特区案を浮上させる
14・球場を跡地にしてしまった後の維持費を明かさずにイメージパース公表

これを踏まえて進めていきます。
イメージパースによると、総事業費は37億5千万円です(ただし、商工会議所ビル移転と劇場などを除く)。うち、市の負担分は34億1千万円です。ここまで市の負担が高ければ公共事業といってもいいでしょう。さらに、広場や森の部分については市が管理することになるのですが、この跡地事業計画では広場や森が大半を占めるわけですから、当然大部分の維持費は市が持つことになります。しかし、市は維持費を公開していません。家賃の分からない家を借りる人はいるでしょうか。これでは跡地事業の是非が判断できません。

そこで質問です。
Q1・結局、跡地事業で広島市はどれくらい負担するのか。
Q2・事業費の多くを市が負担するなら、実質的には公共事業ではないのか?
Q3・なぜ実質公共事業になった時点ではっきり市民に説明しなかったのか?
Q4・公共事業ということは、跡地に出来る跡地事業の維持費は市が持つのか?
Q5・その維持費はいくらくらい掛かるのか?(150万人の集客前提)
Q6・なぜ想定としての維持費すら公開できないのか?

次の疑問は商工会議所の移転についてです。そもそも民間案を選考して始まったはずなのに、なぜか商工会議所の提案が跡地事業のすべてを占めることになっています。であれば、市民の声を集めたのは何の意味があったのでしょうか?賑わいゾーンと緑地ゾーンの区分など、選考委員会も言及していませんし、民間案にもそんなものはありませんでした。ところで、現在の敷地面積が1800平米であるのに対し、移転先は3000平米です。商業施設の横への移転、さらに公園の造成、おまけにシャレオ入り口が前につき、バスセンターとの連絡橋もつく、当然ですが建物の価値は上がります。

そこで質問です。
Q1・計画される商工会議所の移転位置は、誰が希望したのか?
Q2・なぜあの場所への移転を了承することになったのか?
他の場所ではダメなのか?
Q3・移転先の土地代はいくら掛かるのか?
Q4・地元不動産屋や国の方からだいたいの値段も聞いていないのか?
Q5・そもそも、移転について商工会議所全体で同意が取れているのか?
Q6・建物規模は地上6階、地下は何階か?どう賑わいに貢献するのか?
Q7・移転先の商工会議所ビルはかなりの資産価値上昇が見込めるが、
民間への利益供与ではないのか?
Q8・なぜ商工会議所の提案が、民間の2案よりも上位に来ているのか?
Q9・劇場施設が突然計画に入ったのは何故か?
Q10・市民意見を取り入れたというなら、
たたき台への市民意見で最も多かったのはスポーツ施設
を希望する声だったはず。なぜそれは反映されていないのか?
Q11・選考委員会を尊重するというのなら、商工会議所の移転先はおかしい。
新規の大規模施設はダメというのが選考委員会の結論だったが、
商工会議所はまさにその新規の大規模施設ではないのか?
Q12・この跡地事業で一番利益を受けるのは、上記の理由で商工会議所である。
なぜ選考で選ばれてもいない民間組織が一番の受益者か?市民不在だ。
景観を良くし、市民の利益を優先するならあの場への移転はおかしいと
思うが、なぜこの案を進めようとしているのか。

次の疑問は、球場の一部保存に関してです。市の計画では外野スタンドの一部保存などに2億4千万円かけるとしています。一方、その他の球場解体にかかる費用は4億4千万円です。そもそも老朽化が進むと言われている外野を残そうとするからそこまでの大金が掛かるのではないでしょうか。また、広島市は「老朽化が進む」ことを理由に球場の解体を正当化していますが、耐震診断もしていないのに、それは本当なのでしょうか?

そこで質問です。
Q1・老朽化しているとはよく聞くが、実際のところ老朽化している証拠は?
Q2・球場の内野のグラウンド側の部分と外野席を除き、他は1987年に
作られているそうだが本当か?比較的新しいのではないか?
Q3・そもそも老朽化していると言うのならば耐震診断はしたのか?
Q4・診断していないのになぜ老朽化を解体理由の一つに挙げるのか?
Q5・なぜ外野スタンドの保存にそこまで金が掛かるのか?
Q6・内野側の保存ならばそこまで金が掛からないのではないか?

次の疑問は、イメージパースそのものへの質問です。このイメージパースにはたくさんおかしいところがあります。例えば、市が1日に発表した報告書の5ページには、原爆慰霊碑の背景の景観についてのイメージがありますが、これにはイメージパースに載っているPL教団の姿がありません。移転もしていないのになぜ無くなっているのでしょうか。さらに、その隣の夜景のイメージでも、PLのネオンサインは絵から切れるように描かれており、実際の景観とはかけ離れています。さらに、「球場は回遊性を阻害する壁」と言われて傷ついた市民は多いのですが、イメージパースにある森のパビリオンはどうでしょうか?公園の前面を占拠しています。さらに、音楽イベントをやっている様子がありますが、音漏れの問題はどう解決するのでしょうか?

そこで質問です。
Q1・まず、人間目線のイメージパースがないのはおかしい。
なぜ電車通り側から人間目線の絵が無いのか?人間目線で判断できない。
Q2・商工会議所、森のパビリオンで電車通り側は占められており、開かれた
空間には見えないのではないか?人間目線の絵が無いのはこのためか?
Q3・なぜPL教団が移転することを前提とした絵を書くのか?
事業費にPL移転費用は載っていないのに、おかしいのではないか?
Q4・PL教団は10億以上の移転費を望んでいると聞くが、市側はいくらで
と聞いているのか?聞いていないのに移転前提の絵は書けないはず。
Q5・なぜPLのネオンサインをわざわざ切った絵にしたのか?
Q6・報告書の4ページでは、たくさんの人が歩いている絵があるが、
平和記念公園でもここまで人が歩くことは稀である。大げさではないか。
何曜日に、何人くらいが歩いている想定で描いているのか?
Q8・報告書1ページでは、音楽イベントをやっている様子が描かれているが、
これで音漏れの問題は無いのか?

次の疑問は、イベントや特区についてです。そもそも、選考委員会で選ばれた2案は、イベントでの賑わいに30万人程度しか見込んでいませんでした(選考時の資料より)。しかし今ではイベントでの賑わいをメインに150万人を集客することになっています。さらに、このイベントの実施も、結果的に広島市が市税を投入せねば難しいことになっています。菓子博でさえ大金を市が出さねばなりません。また、球場を壊してしまえば、球場条例ではなくて公園条例が適用される場所になり、かえってイベントでの使用が難しくなるのです。球場を部分的に活かす方が、球技や音楽イベントもできるようになり、イベントでの使用幅が広がります。公園では民間営利利用もできません。報告書ではさまざまなイベントが催されることになっていますが、公園で民間がイベントをすることができない現状では広島市が金を出さないと実現は不可能です。なのに、わざわざ球場のほとんどを解体するのはおかしいのではないでしょうか。賑わいづくり研究会は唯一残すことになっているライトスタンドも邪魔だといっています。さらに、公園条例を改定して規制緩和せよと言っています。それなら、球場条例を改定して規制緩和した方が現実的です。市民が日常的に使いやすいよう、野球以外での使用もできるようにしたほうがいいのではないでしょうか。

そこで質問です。
Q1・報告書10ページに載っているさまざまなイベントの中で、
実施が確定しているものはあるのか?
Q2・現状でこれらのイベントをやろうとするならば、市の負担はゼロか?
広島市が金を出さないで黒字化している大型イベントはあるのか?
Q3・民間がこれらのイベントに金を出すという保証はあるのか?
Q4・ゆかたできん祭やフラワーフェスティバル、広島市はいくら出している?
Q5・それらと同じように、球場跡地でのイベントにも金を出すのか?
Q6・特区にすれば大丈夫というが、できなければ市税を投入するのか?
Q7・有料イベントをするには囲いが必要だが、どうするのか?
Q8・わざわざ用意するのなら、今の球場をうまく作り替えた方がいいのでは?
Q9・公園で民間が独自でイベントをする場合、現状利用料はいくらか?
Q10・球場で同じことをする場合、利用料はいくらか?
Q11・現状、球場の使用予約をするには、野球なら1ヶ月前、イベントは
1週間前からである。この規制を取り払うことはできるのか?
Q12・特区にするというが、それなら旧球場をイベントでも使いやすいように
旧球場条例を改正した方がいいのではないか。県立総合体育館は条例で
イベントでの使い勝手をよくしてあり、年間180万人の利用がある。
単なる広場ではかえって使い勝手が良くないのではないか。
Q13・県菓子工業組合は球場の有る無しによらず菓子博をやるといっている。
菓子博を理由に解体をするのはおかしいのではないか?

最後の疑問は、市民合意についてです。広島市は商工会議所が地元の窓口だと言っていますが、地元民はそんな枠組みができたことを全く知りません。

そこで質問です。
Q1・商工会議所が地元の窓口となったことを示す証拠を見せてほしい
Q2・商工会議所からは、計画への地元の態度はどうだと聞いているのか?
Q3・商工会議所が相手にしている地元というのは誰のことなのか?
Q4・球場の再活用を訴えるフォーラムには、地元商店120店舗以上が
賛同している。商工会議所は地元の声をきちんと反映しているのか?
Q5・商工会議所が地元への説明を行なった記録と報告書を見せてほしい。


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