市民球場再生計画

9月28日
今こそ「基町平和の杜建設促進会議」を!

広島県が中区基町地区の県営基町住宅、13棟(300戸)を老朽化のため2015年度までに取り壊すと発表した。同地区は元の広島市民球場の北側、市民球場正面から徒歩でも15分から20分たらずのところにある。

広島市の高層アパート群や市営住宅に囲まれており、戦後復興の一躍を担ってきた。それにしても、なぜもっと早く、秋葉前市長の時代にその意思表明をしなかったのだろうか?

すでに1956年度から建設の始まった県営住宅が老朽化していることはここ10数年の常識になっていた。

そこに市民球場建て替え構想…。2004年の球界再編問題を受けてその秋に召集された「新球場建設促進会議」ではまず、建て替えを「誰が」「どこに」行うかが焦点になった。

その際、地元の建築家ら複数の専門家は球場建設候補地のひとつに「中央公園」を挙げた。

中央公園は市民球場の北に隣接する広島グリーンアリーナのその先、片側3車線の城北通りを挟んですぐ北にある。その中央公園のすぐ北にあるのがこれまた県営住宅と同じ年に建設が始まり老朽化の激しい市営住宅。(同じ市営でも国道54号線沿いなどにレイアウトされた高層住宅の方は1968年以降に建設)

…ということは「新球場論議」が盛んだった頃に県と市が連携してこの地区の住宅取り壊しを決定していれば、新球場建設はまったく違った経過をたどった可能性もある。

その当時、専門家の間では近隣の居住者に配慮した半地下式のスタジアムを提案するパースも用意されていた。

また、この夏に始まりつい先ごろ、最優秀作品などを一般投票で決めた「広島市中央公園を含むエリアの市民参加型コンペ」でも、これらの住宅群の今後を配慮しながら素晴らしい作品を提案する方たちがいた。

「取り壊す」ということは「跡地利用」についても同時に考えていかないといけない。壊しました、広場のままです…、は市民ニーズに合致しない。

広島市でも跡地活用のみに固執しがちだった秋葉前市長の時代から一転、松井市長に交代して以降は「市民球場跡地活用策は周辺地域の実情も勘案してより広い範囲での青写真を…」という方針に変わりつつある。

そうなると前出の低層の市営住宅の解体問題も当然、浮上してくる。バラバラでやっていたのでは街づくりはできない。増してやこのエリアは横川地区と紙屋町地区を効果的に結ぶための中間点でもある。

前出の新球場建設促進会議には広島の政財界などのトップが顔を揃えた。しかし、結果は”不発”に終わった。今こそ「基町平和の杜再開発促進会議」(もちろん仮称)を立ち上げる時ではなかろうか?
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