市民球場再生計画

9月30日
9月最終日を迎えて、様々な動きがあった。

まず、不死鳥のごとく甦る「折り鶴ミュージアム」(仮称)の「あり方検討委員会」が市役所で初会合を開いた。広島市の人選で集まった「有識者」が市民の思いとは別次元で「折り鶴保存と展示」に関する意見交換を行った。

その中でまだ公には伏せてある「広大跡地、旧理学部1号館」被爆建物に折り鶴を保存・展示する話をメンバーの一人が口にした。

折り鶴の保存・展示については元の広島市民球場跡地に展開する秋葉市長の考えに市民らが強く反発。集客がほとんど望めない施設に対する強い風当たりは当然のことだが、それでも広島市は内部であとに建設する、としている新商工会議所ビル内に折り鶴を展示する準備も進めている。

一方、マツダスタジアム周辺の土地をすでに1年間放置する格好になっている担当デベロッパーの三井不動産は広島市から求められていた基本計画9月提出期限をさらに先延ばしすることを発表。「1カ月の延期」を申し入れた。延期は昨年2月に続いて2度目で市民、ファンは完全に騙された格好。

しかし、この問題でも、そもそも三井不不動産がこの話を広島市と進め始めた時点で相当の無理が生じていた。当時、コンペで勝ち残った三井不動産中国支社のトップは市議会から「本気であんな場所にマンションや集客施設を作るつもりなのか」と問われ、黙って下を向いていた、との話もある。

球場を現在地から貨物ヤード跡地に移すという秋葉市長の判断が、こういう結果を招くことは100パーセント予想できた。

そのほかにも注目すべき動きがあった。

広島ローカル夕方ニュースでは、元の市民球場のスタンドのイスが外され、芝も角切りにされはがされる作業が進んでいる様子がオンエアされた。また10月1日付広島市の広報誌「市民と市政」では「旧広島市民球場ラストイベント」として10月24日に球場パーツをバラ売りする「公開オークション」を行うことを告知。

この動きに抗うように「旧広島市民球場の歴史と未来を守る会」とは別の団体が30日、広島市に別の請求書を提出した。

「旧広島市民球場の住民投票を実現する市民の会」(栗栖典雄代表)で、「却下の是非を問う住民投票」を求めることになり、広島市は二十の十字架を背負う形になった。

なお「守る会」は10月1、2、3日の地元カープ最終3連戦でも、球場入場者に向けて、チラシ配布を行い、「球場解体NO」を広く呼び掛ける。

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