市民球場再生計画

10月30日
29日に行われた秋葉市長の定例記者会見をきょう30日付各紙が報じている。

中国新聞。「広島五輪市民説明会でアンケート」「回答の8割、理解深まる」「会場で開催反対の声も」の見出し。一番、目立つのは「回答の…」だ。

市が実に駆け足で開催中の五輪開催基本計画案説明会は21日から始まり、28日までに市内8区中6区で終了した。合計の参加者は458人。1回あたり70〜80人しか参加していない計算になる。だいたい平日開催では参加できる人も限られる。そんな限定的な場所でアンケートを行い、およそ80パーセントの人が「大変理解が深まった」「ある程度深まった」に○をつけたからといって、どうなるものでもない。だいたい、ここまで何も説明していないのだから「理解が深まる」のは当然でそんなアンケートに大きな意味はない。

アンケートをするなら「広島五輪にイエスかノーか?」。まずそこからだ。

新球場建設問題、元の市民球場とそのエリアの活用問題。ともに広島市は一番大切な「それをやるかどうか」の論議をすっ飛ばし「説明会」あるいは「広報を通じた説明」をいきないり始める手法を取ってきた。

五輪問題も同じ。「説明会」に来た人に「説明する」ことで「理解を得られた」としたいだけ。その手法が市民の反発を招き「球場解体問題」で秋葉市長は市民に訴えられた。

秋葉市長は会見の中で「8割方の市民が理解が深まったとしている。報道が(反対の)そういう声を熱心に取り上げている。こうした会の特徴として反対の声が大きく取り上げられる傾向にある」と平然とコメントしていたが本当にそう思っているのか?

朝日はどうか?

こちらは中国の半分以下。小さな扱いなのは愛想が尽きているからだろうか?「夏季五輪秋葉市長「理解深まる」の見出しだけ。ただ少ない記事にピリッときいたネタがそえられている。広島市は国内候補地に立候補するかどうか年内に決める。時間がないため市が招致を決め、基本計画を12月議会に上程するのはスケジュール的に難しいので「立候補には市議会の議決などを前提にしない」としっかり書いている。すでに冒頭で指摘した通り。市民の説明で理解を得た。そう言いたいのだろう。

毎日は痛烈だ。一番大きな扱いで「市民から疑問が続出」の大見出し。「1000億円寄付可能か」「会場への道路不備」の見出しも大きく小見出しで「市民説明会、市長「目的達成できた」「アンケ8割、理解深まる」この見出しの付け方が正解だろう。取材記者と見出しをつける整理部がしっかり連携できている。

市と秋葉市長が繰り返す「理解が深まった」のセリフは「しかし指示は得られていない」の裏返し。球場を強引に解体しようとする市長に硬球がぶつけられるという前代未聞の事件が起きたばかりだが、これも市民の声をしっかり受け止めない市側に責任の一端があるのではないか。

なお、27日に行われた湯崎知事と秋葉市長の3度目のトップ会談でも五輪の問題が取り上げられ秋葉市長は「相互理解が深めようと)県の協力が必要になる」と切り出したが湯崎知事は「説明が重要」とぜんぜんかみ合っていない。

この日のやりとり、新聞には掲載されていないが「どうやって寄付金を100億集めるのですか」と湯崎知事が秋葉市長に“詰め寄る”場面もあり、その明確な回答に窮する市側と県側の「理解が深まった」とは言い難い。

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